SSブログ
オカリナ豆知識 ブログトップ

「ああ来れば、こう行く」フリージャズセッションの楽しみ [オカリナ豆知識]

オカリナぽーるです。


前回は、アンサンブルでの合奏についてお話しましたが


今日はフリージャズセッションでのことについて

お話してみようと思います。


オカリナとジャズ!?



意外とマッチするんです。






あの独特の、アナログな感じが

ジャズの何とも言えない深みを加えてくれるんです。




わたしがセッションした時は

ピアノと

サックスと

エレキギターと一緒にしました。



いちおう、イパネマなど、ジャズで定番の曲は演奏するのですが、


途中から即興になってきます。



最初、定番通りの曲をピアニストが演奏しますが、

演奏しているうちに、奏者が悦に入ってきます。


そうすると、

既存の曲のフレーズをきっかけにして

どんどん即興に展開します。


どう展開するかわからないのが面白さです。



そして

想像もつかない展開を受けて、

こんどはオカリナで想像もつかない展開を投げ返します。


即興のキャッチボールです。


ときには、ピアノやサックス、ギターの主展開に合わせて、

それを引き立てるバックリブにオカリナを入れたり・・・



ルールはないのですが


暗黙のルールはあります。

その音楽にマッチする音調を即興する

いいタイミングで投げたり投げ返す。



不協和音をあえて作ることもしますが、

これにもタイミングがあります。


それを


暗黙に読んで、答えて・・・


そして

盛り上がりに盛り上がったら、


一度リセットして

また、定番のメロディーに戻ったり・・・


こうして

フリーセッションを楽しみます。



ここで

「楽譜が読めなくていい」

というのも

「楽譜が必要だ」というのもどちらも言い切れないのです。


要は


楽譜も使うが

楽譜に縛られない。



自由で

ハチャメチャだが

暗黙の呼吸は読もうよね。



こういうことなんですよ。



相手がどう来るかわからないからワクワクする。

そして、それに対して

どう投げ返していくか、相手もワクワクしている。



オーディエンスもワクワクしている。


このワクワクのスパイラルが大きいほど

フリージャズは盛り上がりますね。

楽譜を読めないオカリナ奏者が、楽譜を読んだとき [オカリナ豆知識]

オカリナぽーるです。

以前の記事で

「私は楽譜が読めなかった」と言っていますが、


正確には

オカリナを好き放題吹いていた子供のころ、

楽譜は読めなかった。

楽譜は読めないけど

聞いたら吹けた。


というのが正しく、

今は楽譜が読めます。


オカリナだけじゃなく

コーラスでテノールを歌っているので

メンバーの中にいて楽譜に親しんでいるうちに

いろいろな記号なども覚えて読めるようになっています。


楽譜がなくても、

聞いて吹いた方が楽であるというのは

今でも一緒ですが・・・







アンサンブルでオカリナを合奏した時ですが

オカリナもわがまま、

奏者もわがままな集まりの中で


わがまま放題でいても始まりません。



どうしたか????



合奏の前に、余裕を持ってオカリナを馴らします。

歌口を押えて、音が出ないようにしておいて、

オカリナを包むように持って

息を数分間吹き入れます。



オカリナは

手のぬくもりと

息の湿度を吸い込んで

音のばらつきが少なくなります。



そうしたうえで次は、

合奏の前に音合わせをするのですが、

ピアノの音をもらって、
その音に合わせて

それぞれの奏者が自分のオカリナを吹き、

息の入れ方の強弱や

持ち方、吹きこみ方の角度を調整します。



この時、重宝したのが

電子チューナーです。

電子チューナーが

今どんな音が出ているかを正確に表示してくれるので

ピアノの音とチューナーを頼りに

音と奏法を加減します。



こうして

それぞれの奏者の方法で調整して

同じ音階が出るようにしてから

合奏を始めました。



このように

オカリナも

それぞれの人の楽しみ方や

吹くシーンによって

勉強の仕方や研究の仕方が違うので



「音楽教室に行くのが一番いいですよ」とは

言い切れないし、

「音楽教室に行ったら、ガチガチに教えられて、固くなるよ」

とも言い切れないのです。



オカリナを楽しみたい

吹いてみたいという人は


オカリナでどんなふうに楽しみたいか

これまでどんなことを知っていて

どんなことに興味があるか


そう言う自分の気持ちに応じて

自分に素直に、決めて見たらいいのではないでしょうか。



最近、オカリナが普及してきて

市民会館や公民館などでオカリナ教室も多くなってきました。



軽い気持ちで見学に行くのもアリじゃないかなと思います。

オカリナを習いたいけど・・・・ [オカリナ豆知識]

オカリナぽーるです。


「オカリナを習いたいけど、

教室に通った方がいいのでしょうか・・・?」


「絶対に、先生に教わったほうがいいですよね。」


こう言う悩みについては


方法は一つではないということ。




思考を柔軟にしましょうということをお伝えしたいのです。




ちなみに私の場合は

オカリナ教室に行ったこともなければ、

通信講座などで勉強もしていません。


ただ

おもしろいから吹いてきました。


これは

「私の場合は」です。



これが正解かどうかは一人一人違います。


ただ、

一人で好きなように吹いている分にはこれで楽しかったのですが、


アンサンブルで吹いたり、

フリージャズセッションで他の楽器とコラボしたりしました。


この時はさすがに

楽譜を見て吹くので

しっかり学習しました。


みんなでアンサンブルする場合

オカリナは楽器の管理が大変なのです。



フルートとかトランペットと違い、

オカリナはマイペースでわがままな楽器です。

まるで生き物のようです。



これが面白いのですが…



音の鳴りや音調も一本一本微妙に違うのに加えて

そのときの湿度、気温などによっても、

一音階くらいのズレができてしまいます。


アンサンブルで吹くとなると

音がそれぞれ違ううえに

気候や天候の感じ方も、それぞれの性格で違います。


敏感な子もいれば

けっこう大丈夫な子もいる・・・


こんな生きているオカリナとどう付き合うかがポイントです。


それで

必要があったのと興味があったから、勉強したのです。


だから

私は「全く習っていません」というわけでもないのです。



「我流と、習ったのと両方。」というのが正しいんでしょうか。


だから

あなたの気持ちに素直になったら

あなたがそのときの答えを出してくれますよ。



それで、私はそのときの興味や必要性に応じて

しっかり勉強したのですが、

どんな勉強だったかの秘密は

次回お話します。


オカリナを習うには、教室に通う方がいいか? [オカリナ豆知識]

オカリナぽーるです。

オカリナを始めたい。

でもわからない。


教室に通おうか?


そう悩む方もおられると思います。


教室に通った方がいいのか、

通わないで好きなように吹いたらいいのか、

どっちもなのか、




悩むところです。




答えは

どれでもいいです。

自分がこれがいいと思ったことが正解です。




教室に通う場合、

基本的な指の使い方や、簡単な曲の吹き方を教えてもらえます。



指使いはリコーダーと似ているし、

息の吹き方、タンキングなどは

リコーダーで習ったこととほとんど一緒だから


教室にわざわざ行かなくても

自分で指使いさえ覚えたら

吹けてしまう人はたくさんいると思います。


でも一方で

小学校で習ったリコーダーのことすら覚えていない、

リコーダーは苦手だった、

という方もいると思います。


リコーダーが嫌いという人で

オカリナに興味がある人は珍しいですが、

それでもオカリナの癒しの音に惹かれて、

習いたいという方がおられます。



そう言う場合は

オカリナ教室で基本から勉強してみると

意外と簡単に覚えられるかもしれませんね。



オカリナにいろんな性格があるように

人それぞれいろんな人がいます。



何が正解かということはわかりませんが、

あなた自身が知っています。


次回は

あなた自身に問いかけるためのヒントをお話します。

小さな手になじむオカリナ [オカリナ豆知識]

こんにちは
オカリナぽーるです。

今日は、
子どもにはじめて買ってあげるオカリナのお話の続きです。


オカリナの指使いは、リコーダーと似ています。
小学校中学年で、みんなリコーダーを習うと思いますが、

リコーダーを習い始めたころに

リコーダーと同じような音域のオカリナを買ってあげることがいいと思います。


つまり、「ド」ではじまるC管です。

一般的には、
「アルトC」という音域のオカリナが
ビギナーには扱いやすくていいと言われています。

でもですね、
子供さんは手が小さいので、
「アルトC」は落としてしまったり

少し大きいので吹きにくいかもしれません。


でも
同じ「Ⅽ調(ハ調)」でも
もう一回り音の高い物があります。

オカリナの中で一番高い音が出る
「ソプラノC」です。

「アルトⅭ」がハトなら、
「ソプラノC」は、鳥にたとえたらヒバリやウグイスです。

もしかしたら、音が高くて、うるさいかもしれません。

私は、実は最初に買ったオカリナが、
ソプラノC管でした。

小学校4年の時で、
うれしくて、当時に人気のあったアニメソングを吹きまくっていました。

キンキンとうるさいので、母からしょっちゅう怒られていましたが、

子供の成長を大切にされる優しいあなたは、叱らないですよね!

子供にオカリナをプレゼントしたい人へ [オカリナ豆知識]

よく、オカリナコンサートのあとで
こんな相談をされます。

「子どもに買ってあげたいのですが、どんなオカリナがいいですか?」


私はためらわず答えます。

「少し高くても
いい音の出る本物を買ってあげてください」

と。

オカリナは
頑張っていい音を出す楽器ではありません。
楽器との出会いと言っても過言ではありません。

私も、子どものころに
最初に出会ったオカリナが
本物だったので
その音に心を奪われました。

もし最初に出会ったオカリナが
おもちゃ屋さんなどで安くで売ってる
いい音の出ないものだったら、
子どもは
いい音を出そうと努力するかもしれません。
しかし、努力してもいい音が出ないので
「努力がむくわれない」
という気持ちになってしまうのは
とても悲しいことだと思います。

だから


最初に出会うオカリナの音がいい音であることが
とても大切なんです。


ましてや子供にとっては、感性が研ぎ澄まされているのでなおさらです。


だから、最初から本物を買ってあげるべきだと思いませんか?

よく、
「まだ子供だからおもちゃのオカリナでいい、
うまく吹けるようになれば本物を買ってあげよう」というママがいますが、

ほんとうにオモチャのオカリナでいいんですか?

私だったら
いい音が鳴らないと、
練習する気にもなれませんね。


あの独特の音は、本物でないと体験できません。
いくらオモチャのプラスチックで練習しても、音は変わりません。


小さいころの心にとって、
最初に体験する内容は大切です。

どうか心配せずに本物を買ってあげてくださいね。
もし割れたら
また買ってあげればいいじゃないですか。


どうしても、落とすかもしれないなど心配であれば、
プラスチックでも本物に近い音の出るものが
韓国にあります。

ただ、
これも
オカリナの音に敏感な人にとっては
「気持ち悪い」と感じるかもしれません。


例えば、ピアノの調律師が
私たちには感じないピアノの音の狂いを聴きとって
「このピアノ気持ち悪い」
というように、

ふつうの人には気持ち悪いと感じない微妙な音色も
専門家は敏感に感じますが


子どももまた
私たち大人には感じない微妙なものを感じることがあるので
大人以上に、
本物にこだわりたい。

そう思います。

陶器以外にもオカリナはあるの? [オカリナ豆知識]

こんにちは

オカリナぽーるです。


よくこんな質問されます。

「オカリナは焼き物って聞くけど

落として割れるのはイヤだ。

割れないオカリナってあるんですか?」

って。




オカリナは基本的に、粘土で作って窯で焼いた陶器です。

でも、プラスチックのものも
安く売ってます。

おもちゃ屋さんに行ったら1000円以内であります。

百均でも売ってました。

100円です。


ただ、私に言わせれば、

最初に出会うオカリナの音は

いい音でないといけないんです。



やっぱり、おもちゃ屋さんのプラスチックのオカリナは

オカリナらしい音が体験できないと感じますね。



ただ、プラスチックのオカリナは、
落としても割れないというメリットがあります。

私もプラスチックのオカリナを持っています。

でも、おもちゃ屋さんに売っているのは
音が自分ながらどうしても気持ち悪いので

プラスチックでも、
できるだけ陶器のオカリナに近い音の出る韓国製のオカリナです。



  
また、最近、木のオカリナも出てきまして、
これは陶器のものよりも高価になりますが、
木の楽器特有の響きがあります。

オカリナとは指使いの違う、「コカリナ」という木の笛も人気があります。

コカリナは、長野の工房などで作られています。


ただ、

プラスチックのオカリナも
木のオカリナも

たしかに
このごろ
いい音の出るものが作られてきましたが、

陶器のオカリナとは別の楽器だと思って、
使い分けるようにしています。

オカリナはリコーダーとよく似ている?! [オカリナ豆知識]

● リコーダーとよく似た指使い・息使い


オカリナの指使いはリコーダーと似ています。
小学校であなたはきっとリコーダーを習ったと思います。


だから
リコーダーのことがわかっていたら
オカリナはわりと簡単にマスターできると思います。


ただ、

リコーダーと違うところは
縦笛ではなく、横吹きタイプなのと、
左右の親指を使うこと、
また、
右手の小指は、
最後まで開かないことなど、
少し違いがあります。

リコーダーとの違いは簡単におぼえられるので、
リコーダーが吹けたら、オカリナもうまく吹けます。


●息使いもリコーダーと似ている

オカリナを吹く時の行きの使い方の基本。

これもリコーダーとほぼ同じです。

メリハリをつける部分に「トゥー、トゥー」と「タンキング」をすること、
各音階に、その音階に適した息の強さがあること

これもリコーダーとほぼ同じです。



ただ、
リコーダーと違うところは
「倍音」が出ないということです。

「倍音」というのは
強く息を吹くと
同じ音階でも
オクターブの高い音が出ることで、

例えば、リコーダーの場合
「ミ」の指のまま強く吹くと
音が高くなって
「高い方のミ」になるという現象です。

オカリナの場合は
強く吹いても
音が出ないだけで、
高い方の音階にはなりません。

リコーダーの場合は
「ドレミファソラシ」と 
倍音で「ドレミファソラシ」
14音階が出るのに対して

オカリナの場合は
倍音なしで
「ドレミファソラシドレミファ」の
11音階です。

ただ、半音調整の穴が二つあるオカリナでは
その小穴もふさぐことで
低いドより低い音「シ」「ラ」
まで出ます。


こうしてみると
オカリナは
リコーダーとの違いはあるものの
リコーダーと基本的に同じ要領で吹けます。

難しい楽器ではないので、親しみながら遊んでみるといいと思います。

オカリナの音の出し方の秘密 [オカリナ豆知識]

こんにちは

オカリナぽーるです。


オカリナの音の出し方、わかりますか?



答えは簡単です。



吹くことです。

吹いたら音が出ます。
初めての人でも簡単に音が出ます。

横笛やフルートのように、コツがあるわけではありません。
歌口を普通にくわえて吹いたらいいです。


●いい音を出したい!

ただ、
どうすればいい音が出るかは、秘密があります。



それは
いい音の出るオカリナを見つけることです。


オカリナの音がいいかどうかは
70%以上が
オカリナ選びにあると言ってもいいでしょう。


前の記事でも書きましたが
オカリナは陶器の焼き物なので
焼き上がりに差があるのです。


いろんなオカリナの中から、
自分にとって心地良い音の出るものを選ぶ。

この
「選ぶ」
ということ自体が

演奏の一部
演奏家のセンスということもできます。


自分とセンスの合わないものや
いい音の出ないもので
「根性」だして何年間も練習したとしても
完璧な「いい音」が出ることはないと思います。


●「変わり者」オカリナの活躍


しかし逆に
たとえ自分が「いい音だ」と感じないオカリナでも、
かすれた音、変な音を「面白み」にしてしまう
という発想もアリです。

わたしも、こう言う面白い「変わり者」のオカリナを
何本か持っています。


けっこう
場の雰囲気を柔らかにするときや
ギャグを飛ばす時なんかに
この「変わり者」オカリナは活躍してくれます。


また、
音階それぞれに、いい音の出る適度な息の強弱さがあるので、
いろいろ吹いてみて、程よい息の強さを発見するといいです。


決まったルールはなく
いろいろ吹いてみる事。

一つのオカリナには
そのオカリナ
オンリーワンの
吹き加減、吹く角度というものがあるので
オカリナとお付き合いしていくうちに
きっと理解できるでしょう。



こう考えると
オカリナって
人といっしょですね。

オカリナの選び方 [オカリナ豆知識]

オカリナをあちこちで吹いていて

よく聞かれる質問があります。



まずよく聞かれるのは

「オカリナはどこに売っていますか?」

という質問です。


オカリナは

おもちゃ屋さんにも

楽器屋さんにも

たいがい置いています。
  
最近は百円均一でも売られています。



ただ、おもちゃ屋さんや百円均一のオカリナは、プラスチックの場合が多く、

音も満足できる音ではないので、



私は陶器の本物のオカリナを、

楽器屋さんで買います。



楽器屋さんに行くときは

私は必ず、実際に吹かせてもらいます。


中には、試奏させてくれない楽器屋さんもありますが、

そういう所では買うのはあきらめることにしています。



オカリナは焼き物なので、個体差が大きく、

自分の好みの音が出るかどうかがとても重要です。

何軒か楽器屋さんをまわってみると、

案外、吹かせてくれるものです。



私なんか、一つの楽器屋さんで数時間ねばったことがあります。

いろいろ試し吹きしているうちに、ほかのフロアの店員さんやら、

お客さんやらが集まってきて、名物になり、

ミニコンサートのようになってしまいました(笑)。
  


もちろん、インターネットの通販やオークションでもありますが、


気をつけたいのは、

通販の場合、手に取って選べないということです。



いくら、名の通ったブランドでも、

オカリナは焼き物なので、出来上りの差は避けられず、

好みの音と違う場合もあれば、音のかすれる場合、

一定の音域の音の出ない場合もあります。

そこのところが心配なのです。



だから私の場合、

実際に手に取って、

吹いてみて

納得しないとダメなんです。


楽器は演奏法をマスターするまでに3年はかかるとよく言われますが、


オカリナの場合、

自分のセンスに合った音の楽器に出会えるかにかかっています。


出会えれば

3年なんか言わずに

その瞬間からいい音が出ると思っています。

オカリナ豆知識 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。