コロナウイルスの時代の生活の悩み・不安の解決法(前編)~アイデアを引き出す相談のツボ [新型コロナウイルス暮らしの悩み]
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私は社会福祉士として、介護のことや子育てのこと、障害のことなどの相談を受けてきましたが、今回の記事では、これまでの相談援助実践経験を振り返りつつ、コロナウイルス対策緊急事態宣言とその後の影響が長引くであろう社会問題の中にあって、相談する人の視点に立ってそのツボをお話しします。
前回の記事では、コロナウイルスによる社会問題を前にして、
私たちが心すべき3つのポイントについて、ざっくりとお話ししました。
一つは、一人で悩まないこと、
二つ目は、信頼のできる公的な相談機関に相談すること、
そして三つ目は、相談上手になろうということでした。
まず今回の記事では3つ目の、「相談上手になる」ための相談のツボについてお話しします。
そして明日の記事では、具体的な相談の実践を、
いろいろな分野での相談支援先の紹介も含めてお伝えしたいと思います。
コロナウイルス流行は、医療に関する問題だけではなく、
幅広い暮らしの悩みや未来への不安を生み出しています。
そして、この世界的なパンデミックに随伴してもたらされた、経済的変動は
私たちの生活を直撃し、
おそらく、医療的に感染の危機が去った後も、
長期にわたって私たちを苦しめるでしょう。
だから、相談ということには、
長期的なニーズに気づき、
積極的にいまの生活の問題に向き合い、
適切な支援や援助につなげていくという意義があることを
私たちは理解すべきだと思います。
だから、これからも続く困難に対し、
その解決にあたって、より確実なアドバイスを得るために、
相談をする秘訣や考え方について考えましょう。
さて
「相談しましょう」と言われても、
「どう相談したらいいかわからないわ」
「何から切り出せばいいのかしら」
と
最初の一歩が分からず、
ついつい電話やメールの手が止まってしまうというのはよくあることです。
そこで、相談するときのコツに触れてみたいと思います。
相談先にはジャンルがあり、専門分野があります。
だから、
出来ればあらかじめ、
その相談先がどのような相談に乗ってくれるのかを調べ、
(もしくは市町村の総合相談窓口で、助言をもらい)
相談するジャンルとして
医療のことなのか、
生活費用のことなのか
子どもの就学のことなのか
介護のことなのか
仕事のことなのか
日本での在留資格のことなのか
その他
これらを明確にしたうえで、電話やメールでの相談先のあたりを
ざっくりとつけましょう。
細かく正確にする必要なんかないよ。
ざっくりでいいから
また、メモ書きは、自分が読める程度の走り書きでいい。
気軽にざっくりとあたりを付けましょう。
また、そのうえで
① 今一番困っていること、緊急なこと、助けてほしいことは何か
② 急がないけれど必要なことは何か
③ そのほかに質問したいことの要点
に分けて
わかりやすく相談や質問ができるよう、メモ書きにしておきましょう。
そのメモをもって
相談電話やメールをする。
電話を受ける人も、声だけから話を聞かなければならないので、
内容は、ポイントがはっきりしていてわかりやすいほうが、
良いアドバイスを思いつきやすいということもあると思います。
(私自身、相談を受けながら思いつくということがよくあったから。)
このざっくりした準備は、
「質問上手になろう」とよく言われていることに通じます。
質問上手とは、
ただやみくもに聞くのではなく、
話のポイントをまとめ、そこに不足していることや
これが分かれば自分のニーズを満たすであろうことを
簡潔に相手に伝えることです。
それができることにより
相手からも伝えたいことを引き出すことができます。
そして、自分の聞き出したいことと、相手が伝えたかった事がマッチしたら
「良い質問ですね」というコメントが返ってくるよね。
そうなると気持ちよくなって、
さらに質問を思いつく・・・(これ、私の悪い癖なんだけど)
つまり、
良い質問をして、相談相手の中にある宝箱から、
掘り出すように宝を引っ張り出すのが
この事前の、相談のポイントのメモ書きなんだ。
相談の時、このメモを見ながら、
対話のキャッチボールの中でツボにはまる質問をしていこう。
これがうまくいくと、
あなたと、相談相手の間で、意義のあるパートナーシップができ、
より良いアイデアがひらめくでしょう。
また逆に、相談員からあなたに質問があるかもしれない。
その時も、簡潔に答えよう。
(もちろん、答えたくないことは答えなくてもいい。)
相談とは
ただ受け身で教えてもらうんじゃない。
一緒になって考えていく
これが実は 一番効果のある相談なんです。
でも、
毎回、そううまく事が運ぶとは限らない。
やはり
期待どおりにいかないってこともあるものだ。
次回の記事では、
相談しても期待どおりにいかなかったときにどうするか
についてお話しします。
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私は社会福祉士として、介護のことや子育てのこと、障害のことなどの相談を受けてきましたが、今回の記事では、これまでの相談援助実践経験を振り返りつつ、コロナウイルス対策緊急事態宣言とその後の影響が長引くであろう社会問題の中にあって、相談する人の視点に立ってそのツボをお話しします。
長期的なニーズを考え、相談上手になろう
前回の記事では、コロナウイルスによる社会問題を前にして、
私たちが心すべき3つのポイントについて、ざっくりとお話ししました。
一つは、一人で悩まないこと、
二つ目は、信頼のできる公的な相談機関に相談すること、
そして三つ目は、相談上手になろうということでした。
まず今回の記事では3つ目の、「相談上手になる」ための相談のツボについてお話しします。
そして明日の記事では、具体的な相談の実践を、
いろいろな分野での相談支援先の紹介も含めてお伝えしたいと思います。
コロナウイルス流行は、医療に関する問題だけではなく、
幅広い暮らしの悩みや未来への不安を生み出しています。
そして、この世界的なパンデミックに随伴してもたらされた、経済的変動は
私たちの生活を直撃し、
おそらく、医療的に感染の危機が去った後も、
長期にわたって私たちを苦しめるでしょう。
だから、相談ということには、
長期的なニーズに気づき、
積極的にいまの生活の問題に向き合い、
適切な支援や援助につなげていくという意義があることを
私たちは理解すべきだと思います。
だから、これからも続く困難に対し、
その解決にあたって、より確実なアドバイスを得るために、
相談をする秘訣や考え方について考えましょう。
電話相談やメールをするときのコツ
さて
「相談しましょう」と言われても、
「どう相談したらいいかわからないわ」
「何から切り出せばいいのかしら」
と
最初の一歩が分からず、
ついつい電話やメールの手が止まってしまうというのはよくあることです。
そこで、相談するときのコツに触れてみたいと思います。
あらかじめ、相談先の対応ジャンルを調べ、メモしておく
相談先にはジャンルがあり、専門分野があります。
だから、
出来ればあらかじめ、
その相談先がどのような相談に乗ってくれるのかを調べ、
(もしくは市町村の総合相談窓口で、助言をもらい)
相談するジャンルとして
医療のことなのか、
生活費用のことなのか
子どもの就学のことなのか
介護のことなのか
仕事のことなのか
日本での在留資格のことなのか
その他
これらを明確にしたうえで、電話やメールでの相談先のあたりを
ざっくりとつけましょう。
細かく正確にする必要なんかないよ。
ざっくりでいいから
また、メモ書きは、自分が読める程度の走り書きでいい。
気軽にざっくりとあたりを付けましょう。
また、そのうえで
① 今一番困っていること、緊急なこと、助けてほしいことは何か
② 急がないけれど必要なことは何か
③ そのほかに質問したいことの要点
に分けて
わかりやすく相談や質問ができるよう、メモ書きにしておきましょう。
そのメモをもって
相談電話やメールをする。
電話を受ける人も、声だけから話を聞かなければならないので、
内容は、ポイントがはっきりしていてわかりやすいほうが、
良いアドバイスを思いつきやすいということもあると思います。
(私自身、相談を受けながら思いつくということがよくあったから。)
質問上手になって、対話のキャッチボールをしよう
このざっくりした準備は、
「質問上手になろう」とよく言われていることに通じます。
質問上手とは、
ただやみくもに聞くのではなく、
話のポイントをまとめ、そこに不足していることや
これが分かれば自分のニーズを満たすであろうことを
簡潔に相手に伝えることです。
それができることにより
相手からも伝えたいことを引き出すことができます。
そして、自分の聞き出したいことと、相手が伝えたかった事がマッチしたら
「良い質問ですね」というコメントが返ってくるよね。
そうなると気持ちよくなって、
さらに質問を思いつく・・・(これ、私の悪い癖なんだけど)
つまり、
良い質問をして、相談相手の中にある宝箱から、
掘り出すように宝を引っ張り出すのが
この事前の、相談のポイントのメモ書きなんだ。
相談の時、このメモを見ながら、
対話のキャッチボールの中でツボにはまる質問をしていこう。
これがうまくいくと、
あなたと、相談相手の間で、意義のあるパートナーシップができ、
より良いアイデアがひらめくでしょう。
また逆に、相談員からあなたに質問があるかもしれない。
その時も、簡潔に答えよう。
(もちろん、答えたくないことは答えなくてもいい。)
相談とは
ただ受け身で教えてもらうんじゃない。
一緒になって考えていく
これが実は 一番効果のある相談なんです。
でも、
毎回、そううまく事が運ぶとは限らない。
やはり
期待どおりにいかないってこともあるものだ。
次回の記事では、
相談しても期待どおりにいかなかったときにどうするか
についてお話しします。
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2020-05-16 12:20
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