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「愛」のもともとの言葉って何? [癒しのエッセイ]

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「愛」ということば
非常に美しい響きのある素晴らしい言葉です。

ロマンチストである私は この言葉が好きです。

この言葉にはいろいろなニュアンスがあると思います。
「男女の愛」
「家族愛」
「人類愛」
など・・・・

ちなみに、
フランシスコ・ザビエルがキリスト教を伝えに来た時、
キリスト教の大きなテーマは「愛」でありますが、
日本語の「愛」にはいろいろな意味があったので、
適切な言葉が見つかりませんでした。

ザビエルは日本語がわかりません。
ザビエルの伝える教えを日本の言葉で伝えたのは
いっしょにいた日本人でした。
アンジローというその日本人は、
ザビエルが日本にわたる前に助けられた漁師です。

ウラシマタローじゃありませんよ。
アンジローです(笑)

日本で犯罪を犯してしまったアンジローが、
外国船に密航して逃げていたころ、
マラッカでザビエルに出会います。


自分を罪びととさげすみながら逃げてきたアンジローは
ザビエルに出会って
「こんなおれでも
愛されていて
愛してるんだ」
と感じたことでしょう。

しかし
もちろん無学なアンジローにスペイン語なんかわかるはずがありません。

アンジローは
ザビエル神父たちの優しい雰囲気
慈愛に満ちたまなざしなどから
言葉ではなく 雰囲気で直接「愛」を感じ取ったと言われています。

そして
日本語で翻訳された「どちりなキリシタン」をはじめとする
キリスト教の教本は
アンジローをはじめとする日本人が
書いたそうです。

それで
ザビエル神父の教えるこの「愛」は
適当な日本語が見つかりませんでした。

そこでアンジローたちは
「ご大切」という日本語をつかったそうです。


「ご大切」
つまり、人が一人一人大切であるという意味です。

神様は一人一人を見ておられ、
大切にされている。
私も大切であり、
あなたも大切であり、
大切でない人は一人たりともいないんだよ・・・
ということを
ザビエル神父ははるばる海を渡って教えに来ました。

アンジローたちが使った「ご大切」。
社会のクズと言われ、
どこに行っても自分の価値を見つけられなかったアンジローの
涙と喜びが
この言葉に込められているのではありませんか?



現代で、この「ご大切」をわかりやすい言葉で表せないだろうか・・・・
私は深く考えてみました。



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