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バンコクで「サワデ・カップ!!」 [オカリナの話]

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前回は
アレキサンドリアでのオカリナのエピソードをしました。

言葉の全く通じない私と、
スラム街の人々の
心をつなげてくれたのは
一本のオカリナでした。


今日は
場所が変わって
東南アジアのタイに行った時のお話をしたいと思います。


いつもポケットに忍ばせているオカリナが
大活躍した話です。


20代のころ、友人だった留学生のおうちに遊びに行こうと思って
タイに行きました。

そこでは
日本では考えられないような
オープンな雰囲気に驚いたのです。

あのとき、
友人である留学生の車で
首都のバンコクから
口外にあるリゾート海水浴場の「パタヤビーチ」に移動していたのですが、

道中で結婚式が開かれているのを発見したのです。

それで
運転していた留学生の友人が
「いこう」と言い出しました。

「おいおい、全く知らん人の結婚式だぞ」
とためらう私に、


彼は
「いいんだ、いいんだ、
サワデカップ(こんにちは)と一言いうだけでオーケーだ!」
と、言います。


そういうわけで、
見ず知らずの人の結婚式に飛び入りで参加しました



日本から祝福に駆け付けてくれたと紹介されたようで、

何かやってくれと言われ、
ポケットからオカリナを出して

(なぜか、いつもオカリナだけは持っているのです)

「もしもしカメよ」と「浦島太郎」を吹きました。

これが非常にウケて

日本のポップスは乗りがいいな

(ポップス?)

ということで、もっとポップスを吹いてくれ
と言われ、

ノリのいいポップスを吹いたら
最新のポップか?

と言われ、

あげくのはてに
ステージにあげられてしまい、

生バンドの伴奏で
日本の歌謡曲を吹きました。

(なぜか当時 
ちょっと昔の日本の歌謡曲がはやっていて、
タイ語の歌がお店でも流れていました)


見ず知らずの外国人が
飛び入りでステージで歌い
ご馳走をバクバク食べるなんて
日本では考えられないですが、
驚きました。


まったく
彼(結婚式場に突然いっしょに乗り込んだ友達)には
何の準備もなく急な展開をさせられることがしばしばあるから
困ったものです。



あくる日、
「仏教は心が優しくて面白いぞ」
と彼が案内するままに、

バンコクの「ワットアルン」という寺院に行きました。

そこには川が流れており
川のほとりで男の子が

カメやら金魚のような魚やらを
袋に入れて売っていて
それを観光客が買って、
川に逃がしていました。


話によると

生き物を逃がしてあげるということは
仏様に喜ばれる功徳だそうで、
みんな喜んで、男の子から魚や亀を買って逃がしていました。

私なんか、
いいことしたさに
10袋買って、川に逃がしてあげました。

その直後、
その男の子は
逃がした所からすぐ下流に行って
ちゃっかり
その魚や亀を網で捕まえて
また売っていました。



タイでは
挨拶する時、
合掌するのです。

彼の友達夫婦が、1歳の娘さんを抱っこしていましたが、
私がにっこりと笑って顔を見ると
その子が両手を合掌して挨拶してくれました。
きっとお父さんお母さんのしぐさを見て覚えてるんでしょうね。

可愛くて可愛くて、たまらなかったです。



彼の説明では、

「相手の人も仏様だから、
合掌するんだ」

ということでしたが

まさに
「万人悉く仏性あり」という
お釈迦様の教えが、
生活の中にしみ込んでいる美しい国だなあと思いました。


オカリナの話しのつもりが

話がそれましたが、

私はこういうことがしばしばあるので、
ご容赦ください。

また明日も記事を書きます。



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