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「いいんだよ」そんな雰囲気が伝わるオカリナの音 [オカリナの話]

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小学校4年生の時に父に買ってもらったオカリナ。


ほんとうに
運命の出会いでした。


その時以来、
オカリナはいつも友達でした。

心が疲れた時にも嬉しい時にも、
気ままにオカリナを吹いてきました。

オカリナと付き合って約40年になりますが、
オカリナには不思議な力があると思っています。



言葉がうまく話せなくても、
人と人が仲良くなれる何かがあるような気がします。


オカリナを吹いていると、
オカリナに「いいんだよ」と
言ってもらっているような気持ちになれます。

中高生の頃、ボランティア活動で、
敬老の日やクリスマス前後に、
みんなで歌を歌いに老人ホームをよく訪問していました。

そんなときに
ポケットからオカリナを出して
懐メロとか
童謡を吹いたのですが

オカリナを吹き始めると

老人ホームのお年寄りの皆さんが
とっても喜んでくださいました。

「忘れていた歌を思い出した」

涙を流す方もいました。




私は
歳に合わず、古い歌をよく知っていました。


一緒に行ったボランティアのリーダーが
「なんでこんな歌知ってるの?」
と驚いていましたが、


それには秘密が。


私は、いつも父の横で寝ていましたが、
父が
ラジオ番組の、懐かしのメロディーを録音していて
それをいつもかけながら寝るのです。

その歌を聴きながら
父はいろんな話をしてくれました。

その歌が歌われていた時代のこと、

歴史のこと、

日本の伝説や民族伝承のこと



おかげで

小中学生ながら
古い歌を知っていたし、
歴史や
伝統文化についても
いろんな雑学をおぼえていました。

こういうわけで
ボランティアで老人ホームに行った時なんかは

オカリナで昔の歌を吹いて
楽しいひと時を過ごせました。


このことは
実は今も続いていて、


福祉の専門家として働いている今でも
オカリナを吹いては
お年寄りとなごんでいることがよくあります。


認知症の方のおられるグループホームで
オカリナを吹いた時なんかは
わたしがイントロを吹くと
自然に誰かが歌い出して
いつの間にか合唱になっています。

歌詞カードもないのに、
みんな、自然に歌われるんですよ。

きっと
歌や歌詞は
忘れないで大切にこころに持っておられて
ちょっとした歌い出しのきっかけを
オカリナで吹いたら
思い出してみんなで合唱になるんだろうなって思います。

次回は
海外で起こったオカリナの出来事をお話します。



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