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朝のスープの香りに [詩をつくりました。]

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お早うございます!

オカリナぽーるです。

つまり

朝にこの記事書いてるんです(笑)


朝ごはんに

カップスープのコーンポタージュを飲んでいました。

香ばしい香りにしばらく幸せに浸っていたのですが、

その気分に合わせるようにメロディーが降りてきて
ついオカリナを吹きました。

吹き終わって
こんな詩が浮かんできたから書き留めてみました。


コーンポタージュ

コーンポタージュよ コーンポタージュ
湯気の中においしそうな香りをたてて 君は何を思う

いったいどれほど時間がたったのだろう
君は広い広い畑に落ちた種だったね
どんな草になるのかな・・・
君は心配そうだったね

やがて芽を出し葉をつけて
きれいな花が咲いて
たくさんの実をつけた。
 
君のつけた身はどんどん増えて
広い広い畑にいっぱいになった。
お空の青や 風の香りが気持ち良かったね。

ある時
農家さんがやってきて
きみは刈り取られて袋に入れられた。
これからどうなっていくのだろう
突然のことに君の心は心配でいっぱいだったね。


それから先のことは覚えていない。


そう・・・工場の人が君を機械にかけて
君の姿は全く変わってしまった。
パックに入れられてスーパーマーケットで売られた君には
「コーンポタージュスープ」という名前が付いていた。


ある時
仕事帰りのおじさんがスーパーにやってきて、
君を買って家に帰った。

家には病気の奥さんがいた

おじさんは君を鍋に入れてあたため
カップに入れて奥さんに言った。

「飲んでごらん、おいしいよ」

おいしいね
心いっぱいそう微笑んで
病気の奥さんはスープを飲んだ。

コーンポタージュよ
コーンポタージュ
もうカップの中には
君の姿はないけれど、

おいしかったねとほほ笑む奥さんの笑顔があった。
この笑顔が光になって空に広がって飛んで行った。
そして奥さんは元気になって
君はお空になった。

どこからも見えるお空になって
いつも奥さんを照らすようになった。

だから私はもう君を忘れない。

やがて私は年老いて
きみがとうもろこしだったことも
「コーンポタージュ」だったことも
そのうち私は忘れるかもしれない。

でも私は君をいつまでも忘れない。
おいしいねという気持ちの中に
嬉しいねという気持ちの中に
いつも君がいるから、
わたしはいつまでも忘れない




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